・パスタをもっと美味しく作りたい
・パスタなんて、お湯に入れとけばいいんでしょ?
・美味しいパスタの茹で方
・種類に応じたパスタの茹で方
・パスタを茹でる裏技や時短グッズ
イタリア料理を始めた頃に疑問に思うことについて、理由も合わせて説明します。
料理初心者だったボクもパスタの茹で方、作り方のポイントを押さえたことで、
家族から「お店みたいなパスタ!」と言われるまでになりました。
記事前半では実際にパスタを茹でるコツについて、理由と一緒に解説します。
後半ではパスタの豆知識や雑学について書きました。
この記事を読み終える頃にはパスタを茹でに台所へ向かってますよ(笑)
パスタの茹で方
レシピ本によっては茹で方をサラッと流してる本もあります。
また、茹で方を書いてあっても、なぜそうするのかまで書いてある本は意外と少ない…。
どれもちょっとしたことなので、作る時にはぜひ試してみてくださいね。
【パスタの茹で方】一人前は何g?
レシピ本を読んでいるとパスタ一人前と言っても、量が違うことに気付きます。
80~100gが一番多いですが、中には60gなんてレシピも!
理由は簡単です。食事の流れや作り手のおススメ具合が違うから。
パスタだけの食事なのか、肉や魚、野菜など他の料理と一緒に食べるのか…。
他の料理を味わって欲しいのか、パスタを味わって欲しいのか…。
もちろん、それに加えて個人差もありますね。
当然ながらパスタだけならたっぷり食べたいところですが、他にも料理があるなら抑える必要があります。
個人差があるので何とも言えませんが、パスタだけの食事で男性なら100g、女性なら80gですね。
パスタ以外にも食べるなら男性80g、女性60gといったところです。
【パスタの茹で方】お湯の量は?
本には1Lって書いてるけど、なんでこんなにいるの?
お湯はたっぷり用意しましょう…って言われても困りますよね。
だいたいパスタ1人前に対して1~1.5Lです。
お湯をたっぷり使うのは
「パスタを入れた時に温度が下がらないようにする」
「中でパスタがくっつかないようにする」
ためです。
このあたりはそばやうどんと同じなので、イメージしやすいですね。
ちなみに、わざわざパスタを茹でる専用の鍋(パスタポット)を買う必要はありません。
確かにカッコイイんですよ。
大きな鍋からパスタが入ったザルを引き上げて、ジャッジャッとお湯を切ってフライパンへ…。
でも専用鍋は意外と値段がしますし、かさばるんです。
プロのように違うタイミングでいろんなパスタを茹でるならともかく、家庭ですから。
手持ちの鍋で十分ですし、パスタが入るならフライパンで茹でても大丈夫です。
良いんです、パスタだって家庭料理なんですから手持ちの鍋で気楽に作りましょう!
と言うことで、パスタを茹でる時のお湯は1人前に対して1~1.5Lです。
【パスタの茹で方】塩加減は?
パスタを茹でるお湯の塩加減ですが、これは1%にしましょう。
1Lで10g、2Lで20gですね。
パスタはうどんと違って麺に塩が入ってません。
代わりにお湯に塩を入れて、下味としてしっかり塩味を付けてあげるんです。
実際に計量すると「こんなに塩を入れてもいいの?」と驚くはず…
そのぐらいの量なので、慣れるまでは計量することをお勧めします。
これなら覚えやすいので、いちいち計りを出さなくても大丈夫です。
小さじ1杯 約5g、大さじ1杯 約15g
茹で汁の味見をして、茹で汁が「しょっぱい味噌汁」になるぐらいの塩を入れましょう。
個人差はありますが、だいたい1%ぐらいになります。
料理上達には計量と味見が欠かせません。
一度でいいので、時間がある時にきちんと計ってみてくださいね。
いろいろ作るようになったら、プロのようにソースに合わせて変えるのもありです。
ですが、まずは基本としてパスタは塩分1%のお湯で茹でましょう。
#なにぱく料理メモ No.4
パスタの茹で方🍝茹で汁に塩を入れてますか?
作る人にもよりますが
水の1~2%の塩を入れます❗️水1Lで塩10g(小さじ2ぐらい)
下味を付けるためなので
しっかり入れましょう🎵面倒なら一度計量して味を
覚えれば便利です❗️しょっぱい味噌汁ぐらいの
イメージですね😁 pic.twitter.com/5XPgmj8HIl— ななにー😋週末パパごはん🇮🇹 (@nanabunnnoni) July 20, 2020
【パスタの茹で方】火加減は?
ヨシ、茹でるぞ~!
パスタを茹でる火加減は茹で汁がポコポコと沸くくらい。
パスタはグラグラ沸いたお湯で茹でません。
だいたい中火ですね。
「パスタ同士が擦れて表面がツルツルになり、ソースが絡みにくくなる」
「お湯が煮詰まって、パスタがしょっぱくなる」
というのが理由です。
パスタをグラグラ沸いたお湯に入れると、中でパスタが回り始めます。
こうするとパスタ同士が擦れて表面がツルツルになってしまい、ソースと絡みにくくなるんです。
せっかく作ったソースが絡みにくいパスタ…
しかも、お湯が煮詰まってて、しょっぱい…
どう考えても美味しくないですね。
パスタはポコポコと沸くぐらいのお湯で茹でましょう。
#なにぱく料理メモ No.10
パスタを茹でる火加減🔥パスタを茹でる時の火加減は
お湯がコポコポするぐらい😉グラグラ沸いたお湯で茹でると
・ソースが絡みにくくなる
・塩分が濃くなるパスタを茹でるだけでも
意外とたくさんのポイントが
ありますね❗️👇️白身魚のペペロンチーノ pic.twitter.com/yoVKUD8lwy
— ななにー😋週末パパごはん🇮🇹 (@nanabunnnoni) July 27, 2020
【パスタの茹で方】時間は何分?
温かいパスタなら袋の表示時間より1分早め、冷たいパスタなら1分長めに茹でましょう。
大半の人がそう思ったはず、ボクも最初はそうでしたから。
と言うのも、袋の茹で時間は「食べ頃になるまでの茹で時間」が書かれてます。
茹でたパスタをソースも絡めず、そのまま食べるならピッタリなんですよ。
でも、大半の人はソースを絡めて食べます。
茹で時間通りだとソースに絡めてる間にも余熱で火が入り、食卓では茹で過ぎに…
せっかく美味しく作ったソースも、残念なことになっちゃうんですよ。
だから、わずかに芯を残したアルデンテに茹でることが大事なんです!
アルデンテに茹でるには食卓で食べ頃にする以外にも、パスタにソースを吸わせるという意味もあります。
パスタの芯まで茹で汁が入っていると、ソースがパスタに入る余地がありません。
けど、なんで冷たいパスタは1分長めなの?
冷たいパスタは茹でた後に冷水などで締めます。
ざるうどんやざるそばを想像してもらえば分かりますが、冷やすとコシが出ますよね?
パスタも同じなので、ちょっと長めに茹でるんです。
それに、冷たいパスタは温かいパスタと違ってソースの中で火が余計に入る事もありません。
なので1分長めでちょうどいいんです。
#なにぱく料理メモ No.5
引き続きパスタの茹で方🍝みなさんは袋の茹で時間で
茹でてますか?実は作り方で調整します😲
冷製⛄️⇒1~2分長く
温製🌞⇒1分半から2分短く理由
冷製⇒冷やすと締まる
温製⇒余熱で火が入る
ソースを吸わせる意識するだけで食感が
全然違いますよ😁 pic.twitter.com/JKOH86XCaB— ななにー😋週末パパごはん🇮🇹 (@nanabunnnoni) July 21, 2020
・一人前(パスタだけ) 男性:100g、女性:80g
・一人前(コースの一品) 男性:80g、女性:60g
・お湯の量 一人前に対して1~1.5L
・塩加減 お湯の1%(しょっぱい味噌汁のイメージ)
・火加減 ポコポコ沸くぐらいで、ほとんど混ぜない
・温かいパスタ茹で時間 袋の時間より1分短く
・冷たいパスタ茹で時間 冷たいパスタ 袋の時間より1分長く
【パスタの茹で方】種類によって違うの?
普通のパスタに飽きてきたら、挑戦してみてくださいね。
パスタってほんと種類が多いですね。
基本的に1.6mm前後のロングパスタがあれば一般的ですが、実は種類豊富。
いろんな形があるので、パスタ売り場を眺めるだけでも楽しいです。
【パスタの茹で方】太さが違うロングパスタは?
#なにぱく料理メモ No.9
ロングパスタの太さと種類🍝まとめてみました👍
細い
・カペッリーニ (0.9mm)
・フェデリーニ (1.4mm)
・スパゲッティーニ (1.6mm)
・スパゲッティ (1.9mm)
・ブカティーニ (2~3mm)
・リングイーネ (3mm)
太い👇️アンチョビとキャベツのパスタ pic.twitter.com/AzH2OOmfiW
— ななにー😋週末パパごはん🇮🇹 (@nanabunnnoni) July 26, 2020
一般的な麺の形状をしているロングパスタだと、このあたり。
これらロングパスタは温かいパスタなら袋の時間より1分短く、冷たいパスタなら1分長くで大丈夫です。
【パスタの茹で方】ショートパスタは?
ショートパスタの茹で方ポイントはこちらにまとめました。
形が違うので、ロングパスタとは微妙に違いますね。
・一人前(パスタだけ) 男性:80g、女性:60g
・一人前(コースの一品) 男性:50g、女性:40g
・温かいパスタ茹で時間 袋の時間通り
・冷たいパスタ茹で時間 袋の時間より1分長く
・くっつきやすいので、茹でている間に数回かき混ぜる
【パスタの茹で方】平麺は?
ラザーニャは特殊なので、レシピを公開する時に説明することにします。
フェットチーネの茹で時間はショートパスタと同じですね。
・一人前(パスタだけ) 男性:100g、女性:80g
・一人前(コースの一品) 男性:80g、女性:60g
・温かいパスタ茹で時間 袋の時間通り
・冷たいパスタ茹で時間 袋の時間より1分長く
一人前の量は乾麺ならロングパスタと同じですが、生麺だと変わります。
理由はパスタが水分を吸いにくいから。
フェットチーネは生麺も一般的ですね。
生麺なら、一人前で20~30gほど増やせばちょうどいいぐらいです。
【パスタの茹で方】時短の裏技や便利グッズもあるよ!
・「レンジ用のパスタ茹で器」 100均などで売ってます
・「パスタを水に漬けておく」 水を吸わせることで茹で時間短縮
・「早茹でパスタ」 スーパーでも手に入ります
どうして使わないの?
まとめ:パスタの茹で方は塩、火加減、茹で時間が大事
パスタの茹で方は塩、火加減、茹で時間が大事です。
ちょっとしたコツで仕上がりが変わるので、ぜひ試してみてください。
・一人前(パスタだけ) 男性:100g、女性:80g
・一人前(コースの一品) 男性:80g、女性:60g
・お湯の量 一人前に対して1~1.5L
・塩加減 お湯の1%(しょっぱい味噌汁のイメージ)
・火加減 ポコポコ沸くぐらいで、ほとんど混ぜない
・温かいパスタ茹で時間 袋の時間より1分短く
・冷たいパスタ茹で時間 冷たいパスタ 袋の時間より1分長く
・一人前(パスタだけ) 男性:80g、女性:60g
・一人前(コースの一品) 男性:50g、女性:40g
・温かいパスタ茹で時間 袋の時間通り
・冷たいパスタ茹で時間 袋の時間より1分長く
・くっつきやすいので、茹でている間に数回かき混ぜる
・一人前(パスタだけ) 男性:100g、女性:80g
・一人前(コースの一品) 男性:80g、女性:60g
・温かいパスタ茹で時間 袋の時間通り
・冷たいパスタ茹で時間 袋の時間より1分長く
・生麺 一人前あたり20~30g多め